家族を亡くして身内だけで遺品の整理をしようとしてもなかなか進まなくて業者に依頼しようと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、一方でボッタグリや不法投棄など心配な業者を危惧されているのではありませんか。
1.遺品整理業者を選ぶ際に知っておきたい心構え
まず、業者に見積もりを依頼する時に検索エンジンで検索をすると思いますが、この検索の時点で業者選びを間違えると信用できる業者の選定がわからなくなってきますので注意が必要です。
1-1.○○協会認定だから安心だという神話は存在しない。
業者の多くが「○○協会認定」という売り出し方をしておりますが、民間資格での共同体であるためバナーをホームページに貼って依頼者の心理的な部分へ安心感を植え付ける施策をして判断を鈍らせようとしています。
遺品整理の資格は国家資格ではありません。民間資格の証明書は費用を払って講座を受ければ誰でも資格所得が可能です。
1-2.料金表の金額はあくまでも参考程度にしておくほうがよい
どこの業者も料金表には全てコミコミと作業料金が記載されているものです。しかし、それを見込んで選定してしまうと「見積り時に処分料金は別です」と言われ実際の料金が異なってきてしまいます。全てコミコミという表示は中古車販売やマンション販売などの高額な買い物をするときに使われる手法で依頼者に気を引かせ、依頼を施す手段なのです。
1-3.不用品回収業者と便利業も紛れていることをしっておきましょう。
遺品整理の業者は遺品整理のサービスだけを請け負っています。中には小口の回収業者いわゆる不用品回収業者が存在しています。そのような業者の料金は見積り時は安い提案をし、作業に取り掛かる際にはオプションという別途料金が発生してしまいます。
1-4.安さを前面に出す業者のカラクリを知っておきましょう。
家電製品のように量産品を販売する業者なら安さを売りにする価格競争は理解できるのですが遺品整理と言うのは製品ではなくサービス(作業)です。遺品整理サービスに自信のない業者は安さを売りにして価格競争をします。それが不法投棄に繋がっていったりしますので安さを前面に出す業者は要注意です。
1-5.現場の住所から業者の対応エリアを確認する。
業者によっては全国対応など広い範囲で対応しているように依頼者心理を煽っています。全国対応というのは「下請け業者に丸なげ」する業者が少なくありません。もしくは実績のない業者がポータルサイトに登録し遺品整理業者を謳っているケースも数多く存在します。
1-6.遺品整理ガイドなどコンサルタントのように振舞っているホームページは要注意
遺品整理業界は「どこがパイオニア」か「ベテランが語る」だとか、そこにいた社員が派生してできた会社が少なくありません。それは社員時代からの体質であり、洗脳が抜けない人間が勝手に唱えている現実が残念ながら存在しています。
2.相見積り時にその業者がきちんとしているか依頼者が確認できる項目とは
遺品整理の業者には多くの参入業者が居ます。それらは何も知識がなかったり正当化を謳ったりする業者がほとんどですので依頼者は何を信じてよいのか分からなくなってしまいますよね。
そんな時に確認する方法をお伝えしていきます。
2-1.特定商取引の表示がホームページに存在するのか?
平成22年以降に消費者宅に押しかけた貴金属買取業者と名乗る業者が貴金属などを強引に買取するというトラブルが急増しました。不要な品物を買取との趣旨で消費者宅に訪問した買取業者が売却する意思がない貴金属、宝石類について無料で査定、鑑定すると執拗に迫り安価な買取価格で買取をされるといった内容で、被害者の多くは女性や高齢者であると報告されています。
当時はよくニュースなどでも取り上げられ問題となっていたこともあり、平成24年8月に【特定商取引に関する法律】の一部を改正する法律が交付されました。
2-2.全国対応よりも直営対応なのか?
遺品整理サービスが話題になる一方で、遺品整理に関わる協会が増えています。その中で業者を紹介しているが「依頼者はどこに頼んでよいかわからない」ことが現実で実績のない協会の下請けを紹介してもらいたいのではない。
遺品整理業を謳うほとんどが協会に金銭を支払い便宜を図ってもらう風潮がある昨今で、ご依頼者様が選んだ業者は本当に直営なのかを判断すること。
2-3.ホームページやブログを見比べて同じ人物の顔がないか
遺品整理業者のホームページを見比べてみると実にいろいろなホームページが同じ制作業者で作られ、同一人物が写っていることに不信感が拭えません。そしてお客様アンケートや作業日誌などでお客様と一緒に写って掲載されています。
3.私たちは「論より証拠」で遺品整理業界の実情をお伝えします
3-1.なぜ、論より証拠を提示するのか?
3-2.他業者との見積りを比べてみました。
3-3.なぜ、他業者とは違うのか?その理由はプロだからです。
遺品整理業者がメディアに取り上げられやりがいを求め急激に増え続けている昨今で、他と何が違うのか?
それは、「利益第一主義」ではなく「お客様主義」だからです。
当社はハウスクリーニングのプロが多数として在籍しています。多くの遺品整理業を謳う業者が「作業後の清掃も行っています」と訴求しておりますが簡易清掃のレベルではプロとは言えません。
誰でもできる清掃ならば対価をいただくことは依頼者様に失礼になります。
3-4.依頼者がホームページで見抜ける業者の実績
遺品整理の駆け出しの業者は、クレジットカードの対応が「VISA,MASTER]しか対応できません。実績のない業者はJCB、AMEXなどの審査が厳しいカード会社と提携できないのです。
3-5.業者の中で流行っている合同供養
ホームページを見ると「合同供養部屋完備などでしっかりやっています。」と訴求しているところがほとんどですが、それだけで判断しないようにしましょう。
3-6.まとめ
遺品整理業者の選定についてお伝えしてきましたがお役に立てることができましたか?
当社では長年遺品整理というサービスに携わってきましたが、インターネットが普及してきて様々な業態が情報を発信しています。