- 依頼するにも遺品整理の費用が気になる・・・
- どうやって遺品整理の費用が決まるのか不透明・・・
- 費用が単純に知りたい・・・
みなさん、こんにちは。遺品整理専門家の、遺品整理人山本です。今回は私がこの記事を監修しWEB担当の磐田に編集していただきました。業者によって不透明な遺品整理の費用をできる限りわかるようにお伝えできるようにご説明いたしますのでよろしくお願いいたします。
自己紹介
認定遺品整理人:山本 純一
遺品整理人番号:00085
年間700件以上の遺品整理や孤独死の特殊清掃現場にいってさまざまな人の生き方を見てきました。
そこから感じたことをWEBをとおして「人の死」というものを
伝えていけたらと思っています。
遺品整理っていう言葉は知っているけれど費用はどう決まるのか。
故人が便利に暮らして集めた家財品。亡くなってしまえば使う人を失ってしまった遺品となります。その遺品を片付けるのには自分で行うにしても業者に委託するにしても”費用”がかかってきますよね。
業者に依頼したらその費用はどうやって決まるのか不透明でわかりずらいと思いますがこの記事を読み終わる頃には大体の料金もイメージできてくると思いますのでチェックしてみてください。
結論から
遺品整理の費用は個人差があって、案件によって費用が異なってまいります。整理する場所の「搬出状況」「使用人数」「遺品の量」「車両の大きさ」などを計算しなくてはならないために、お電話で適当にご案内が難しくなります。あとから費用が上がるようなことがあってはならないように現場にお伺いしてしっかりと費用をご提示させていただいております。
ただし、大体は最低金額から最高金額の範囲内で収まっていることがございますができる限り誤差の内容に一度お見積もりにお伺いさせていただければと思います。
費用の相場はあるのか
遺品整理の整理費用については相場はありませんが、大体の目安範囲というものがあります。それらは案件を数多く承ってきて平均値としてこの範囲という目安範囲です。
「どこの誰さんではこのくらいかかりました」とはいえませんが、弊社の今まで50,000件以上の実績の中での平均目安として下記のような目安で遺品整理の費用が平均化されているように思いますのでご参考にしていただければと思います。
実例から料金のご案内
料金の計算方法(遺品の量には個人差があります)
遺品整理の料金は定価というものがありません。計算方法は㎥で決まります。 立方メートルとは計量法、国際単位系 (SI) の体積の単位である。 1 立方メートルは、 辺の長さが 1 メートル (m) の立方体の体積です。
※近年、適当な電話案内によるパック料金や積み放題などの計算方法は業界として存在しません。それにより料金トラブルが多発しております。
それと同時に、追加料金を徴収する業者とのトラブルも急増しておりますのでお見積もり時には追加料金の有無を確認し怪しい業者と思ったら担当者の署名や捺印をもらったり、利用をしないで専門に相談することをおすすめします。
間取り(概算) | スタッフ人数 | 費用 |
1R・1DK | 2〜3名 | 35,000〜100,000 |
1LDK/2DK | 3名 | 40,000〜130,000 |
2DK/3DK | 4名 | 70,000〜320,000 |
3DK/4DK | 4名〜5名 | 120,000〜400,000 |
戸建・別荘 | 5名〜6名 | 300,000〜500,000 |
自宅死(孤独死)・自殺 | 5名 | 100,000〜500,000 |
※ご依頼社様のことを考えると概算通りの費用で施工したいのですが、どうしてもこの業界は目で確かめないと言った言わないのトラブルになってしまうため(搬出状況・必要人数・遺品の量)を確認するためにお見積もりにお伺いしなくてはなりませんことをご了承ください。
追加料金がありそうな危ない算出方法
遺品整理の費用は主に物量での算出になります。物量には個人差がありますが「部屋単位・パック料金」で算出する業者などではどんぶり勘定となり後々のトラブルになるので注意が必要です。
例えば、上記の画像でいえば2部屋の中に遺品が点在しており部屋単位やパック料金での算出では1部屋100,000円、カゴ台車で6台使ったから180,000円となってしまっては依頼者が大損になってしまうわけです。
間取り(部屋数) | 1R・1K |
---|---|
料金体系 | 30,000〜 |
間取り(部屋数) | 1DK |
料金体系 | 50,000〜 |
間取り(部屋数) | 1LDK |
料金体系 | 70,000〜 |
間取り(部屋数) | 2DK |
料金体系 | 90,000〜 |
間取り(部屋数) | 2LDK |
料金体系 | 120,000〜 |
間取り(部屋数) | 3DK |
料金体系 | 150,000〜 |
間取り(部屋数) | 3LDK |
料金体系 | 170,000〜 |
間取り(部屋数) | 4LDK〜 |
料金体系 | 220,000〜 |
部屋単位の料金算出は物が置かれていない空気の部分も作業料金になってしまうため実際にはそのように見積もりする業者は専門業者ではなく不用品回収業者となります。
この記事をお読みになった人はこちらの記事も見られています。ご遺族が悪徳な業者とのトラブルに巻き込まれないようにするポイント
遺品整理トラブルに巻き込まれないようにするためのポイント
実際に費用算出の内容とは何か
遺品整理にかかる費用の内訳は一般的にはどこも内容的には一緒ですが主な項目は、
- 遺品の回収や処理
- 使うものと使わないものとの仕分け
- 貴重品・重要書類などの捜索
- 再利用できる買取品の査定
- 故人が愛用していたものや写真などの供養
- 遺品搬出後の清掃
費用に幅がある理由は、遺品整理を依頼するときには電話で問い合わせる方が少なくありませんが実際のお部屋を見ていない場合や個人差により遺品の量が違うので電話で確定費用がお答えできるわけではありません。
その場所に出向き、作業する人が何人必要でどのような状況なのか時間がどのくらいで済むのかなどを確認しご遺族とどのようにしたいかを話し合いながら費用がどれだけ抑えられるかなどを算出していきます。
そのため、費用については今までの経験上の元最低がこれくらいから最高でこのくらいというホームページ場でのご案内になってしまいます。
しかし、一度その場所におもむき費用の算出をすればその金額から増えるようなことはありませんので面倒でも一度だけ現地で打ち合わせすることが非常に重要になってまいります。
遺品整理費用の算出
臨時ごみ・粗大ゴミ | 可燃物・不燃物の袋の数:袋算出 |
---|---|
清掃局 | 可燃物・不燃物・粗大ゴミの種類:Kg算出 |
廃棄物業者 | 廃棄物:㎥(リューベイ)算出 |
それぞれの算出費用は一般的に決められている算出費用なのでくれぐれも、「部屋単位・パック料金」などという料金体系は存在しません。
立米とは、1つの計算方法で1立方体をイメージするとわかりやすく算出するときにその立米がどのくらいあるかで費用が決まっていきます。例えば、遺品の量が6立米あったとしてその単価が12,000円、そして収集運搬費が22,000、人件費2人30,000とし、それぞれを合計すると処理:72,000+22,000+30,000=124,000円という合計料金になってきます。
なぜ、費用のトラブルになるのか
遺品整理を謳う90%の業者は「安さを餌にして契約を取る」というスタイルの業者が大半を占め、作業時にオプション料金をつけていき費用を釣り上げていく方法を取っています。
それは、いい人を装い遺族が憔悴している心につけ込み「追加費用が取れるか」を模索している会社が多いことを頭の片隅に置いておいてほしいと思います。
実際に、私たちがお伺いして他業者の見積もりを相談された時「なぜ、そんなに費用がかかるのか?」「オプション費用とは車のドレスアップなのか」「駐車料金など請求」が別料金なのかなど不思議に思うことばかりを現実に伺ったことがあります。
ほとんどの業者は、「作業費用」のみを提示して全体でいくらかかるかが不透明(やってみての出来高料金)が多いこと。「作業費用がこれぐらいかかって、処理する費用はこのぐらいを見込んでいてください。」といった算出ができない人が少なくないので作業が終わってからの料金を見て遺族は初めてその誠実さに欠けた業者に気づきトラブルになるといった傾向となっています。
費用の内訳と種類
ここまでは、大体の費用にかかる項目と業者を選定するための予備知識をご紹介してまいりましたが、では実際にそれぞれの項目にどういった費用が発生するのかをご紹介いたします。
遺品の回収と処理費用
部屋を空っぽにしなければ明け渡すことができなくなることやそのまま置いておいたら近隣へ火災の懸念も抱かせてしまうこともあります。役目を終えた遺品は回収して処理をするのに費用が発生します。ダイオキシンなどの問題が発生する前は焼却処理が一般的に行われていたりしましたが環境への配慮などによりそれらは再利用(再資源化)のために処理しなければなりません。ものを作ることは再資源化できるように考えてから作らなければならない時代になり地球への環境へ配慮した形となります。
もちろん、すべてをゴミにするのではなく再資源化できるものは利用し本当に資源化できないものを処理するための責任費用として遺品の回収と処理にかかる費用と考えてもらえたらと思います。
使うものと使わないものの仕分け費用
故人が使っていた遺品はその後使うものと使わないものへと変わっていきます。一度に部屋や家屋にある家財道具をすべて分別することはとても労力が必要ですし、可燃や不燃などの仕分けも同時に行っていく選別も必要になります。
引っ越しをイメージするとわかりやすいのですが「梱包」というのはものを運ぶときに必ず必要になります。引越しのような梱包は必要ありませんが最低限建物などを傷つけないような梱包は必要になります。
そして、使うものと使わないものを選別する労力と時間がどれだけかかるかも仕分けする人件費の費用となってまいります。
貴重品や重要書類などの捜索
遺品を分別するための費用の他に、貴重品や重要書類などを捜索する労力も費用の発生となります。誰しもが故人と一緒に住んでいたわけでもないため「どこに何があるか」というのはあまりはっきりと記している人はおりませんので遺族もいざ遺品整理をしようとしても故人の部屋に出向きどこに何があるかわからないのが現実です。そして、すべてを遺族で捜索したとしても「こんなところに!」と思うところから貴重品や重要書類が出てくることがあります。
すべて遺族で捜索し終わったから、見落としがなければ貴重品と重要書類の費用は発生することはありません。ですので一番最初に取り掛かることとすれば遺族は貴重品の捜索と重要書類の有無をご自分たちで探し出すことが費用を多少なりとも抑えることにつながっていきます。
再利用できる買取品の査定
遺品整理を依頼する上で費用を相殺できる最大のポイントは「買取品があるかどうか」です。故人が残した遺品の中にはまだ未使用のものや直近に購入した家電などがあることがあります。そのような遺品がある場合、費用と買取で相殺ができますのでむやみに譲ったりせずにそのままにしておくことも必要です。
形見と称して近隣の人がもらっていくことがありますが主にその人が換金するためにもらっていくことが近年見受けられます。それよりもきちんと次に使う人に使ってもらえるように、もし売れなかったとしても寄付できるようにしていくのが業者としての責任になります。
故人が愛用していたものや写真
故人が生前使用していたもの、または記念撮影した写真などは処分できない人も少なくないと思います。供養してから処分するのと供養しないで処分することは費用は異なりますが「気持ち」の面で変わってまいります。
そんなの気にしないという方は供養しないで処分すればいいことですが、大概の方はむげに処分することは故人に申し訳なく思うと思います。供養するからといってお布施のように何万円もかかるわけでもありません。
私たちは、何千円程度で一件の供養を承っていますので遺品整理と一緒に併用してもあまり費用的には変わらないで気持ちに区切りがつけられます。
ただし、故人の思い出のものを倉庫に持ち帰って何件もまとめて合同供養する業者もあるので、きちんとどのように供養するのかを確認することも依頼する上で必要になります。
遺品搬出後の清掃
遺品整理費用は自分たちである程度頑張れば削減できる項目となりますが、明け渡す際の清掃は一般の方ができることは困難になるケースが多々あります。
遺品搬出後の清掃といっても掃き掃除のみと部屋全体の清掃とでは工程が違いますし、一般的な遺品整理業者では清掃はできません。むしろ下請けに丸投げされてマージンを取られるケースがあり費用面でも上乗せになってきます。おそらくオプションなどで釣り上げる業者はそのような仕組みを作り上げていることでしょう。
私たちの遺品整理では専門として遺品整理後の全体清掃を行い、清掃のプロでもあるため水まわりや床・スイッチに至るまでキレイにしてからお部屋を返却していますので、明け渡しの際の追加クリーニング費用も抑えられる内容となっています。
ハウスクリーニングができるようになるには2年くらいの実技が必要になるのでその期間を過ぎた社員がハウスクリーニングを担当しているのです。
具体的に費用をかけないために注意するポイント2つ
遺品整理の費用を極力削減する上で遺族が選定する基準は下記のようになります。
- 不用品回収や便利屋に依頼しないこと
- 不動産業者に丸投げしないこと
具体的に費用が知りたい場合や費用をかからないようにするためにはどのようにすれば遺族にとって一番良い方法なのか、それは、上記に挙げたような業者には決して依頼しないほうが得策となります。
一つ一つ説明してまいりますが、なぜきちんとした選定が必要なのか、そしてきちんと選定できていれば相見積もりなどをとる必要がありませんし時間も節約できてサービスにも満足できるからです。
それでは、詳しくご説明いたします、
不用品回収や便利屋に依頼しないこと
次にトラブルが多い業者は不用品回収業者と便利屋です。不用品回収業者は主に粗大ゴミを主流にサービスを展開してきました。しかしトラブルが絶えない業界のため業界は衰退し、それに代わる策として遺品整理に手を出してきたのです。
多くの不用品回収業者のサービスへの思いは、「部屋にあるものをなくせばいいだけ」というスタンスであるため遺族が遺品を丁寧に扱ってほしいという願いとはかけ離れたサービス展開をしています。
しかし、故人と折り合いが良くなかった遺族にとっては不用品回収業者のような低品質なサービスでサッと済ませてしまうケースもあります。
ですが、不用品回収業者や便利屋の場合は「追加料金」を請求する場合が多くヤードと呼ばれる業者に依頼して海外へ遺品を輸出してしまうことが前提となっています。日本からなくなれば良しではなくてそれを受け取った国が迷惑をしていることも残念ながらあまり知られていません。
俗にスモーキーマウンテンと呼ばれるところで小さい子供たちがゴミをあさり生計を立てていくといった姿がたまに見かけることもありますがそのような国に遺品を押し付けてしまうことということを故人は望んでいたでしょうか。
望んでもいませんし、不用品回収業者や便利屋に委託するということはそういうことにつながっていくことになります。
不動産業者に丸投げしないこと
故人が亡くなる時は突然で生前にあまり考えていないことがありますし、わからないことが起きてくることがあります。葬儀など挨拶や手続きなどで忙しくなります。手分けして行うことができればいいのですがなかなか時間も合わないし兄弟がいても偏ってしまうこともあります。
そのような時、故人の借りていた部屋を明け渡さなくならない場合がありますが、不動産業者を信頼してすべてお任せしてしまうことは避けるべきです。
なぜならば、不動産業者もできるだけ営利が欲しいのです。そのためその丸投げ業者には便利屋などが下請けにいて片付けることはおろか遺品をとても乱暴に扱い不動産業者が儲かるような見積もりを提出するのです。
遺族が忙しくお任せ状態になるとやりたい放題の不動産業者は必ずいます、そのような時はどこの業者で片付けてもらったのかその遺品はどのようになったのかをきちんと教えてくれる不動産業者にお任せすることをおすすめいたします。
もう、任せたんだから口出しは一切無用などというような不動産業者は疑った方がいいことを覚えてください。もう一度念のために繰り返しますが、「不動産業者に遺品整理をお願いすることはおすすめいたしません」のでくれぐれも利用しない、自分で見つけるといった方法をとってください。
見積書の費用項目
遺品整理の費用は業者によって項目が分かれていたり、低品質な業者では2行だけしか書いてない場合があったりそれぞれ業者によって異なると思いますが、気をつけてもらいたいのが見積書に不審な記載があれば注意してください。
特にマージンを払っている業者の場合、
- 特別施工代
- サービス手数料
- 〇〇手数料
などといった手数料が記載されているケースがあります。それは紹介元に下請けが支払うマージンであり本来は遺族が支払う必要のない費用です。
自分たちではどうしても探せないので探してくださいといった場合は手間代が発生するかもしれませんが良心的な元請けであれば紹介手数料は必要ありませんし、信頼の面でも違ってくるはずです。
費用をかけないためにどうしたら良いか
- 自分たちで清掃局に持ち込む
- 分別をしっかりして少しずつ集積所に出す
- 生前に保険に加入する
自分たちで清掃局に持ち込む
各地域に清掃局と呼ばれる施設があると思いますが、そこにご自分たちで搬入することで費用を安く抑えられます。ただし一度にたくさんの量を持ち込むためには乗用車よりもトラックなどの車両が必要になり乗用車では何度も搬入する必要があります。
清掃局では故人が住んでいた場所を記入するほか、何の種類を持ち込むのかなどをその場で記入する必要がありますのであらかじめ遺品を項目ごとに積んでいくと下ろすときにスムーズにできると思います。
ただし、大きな穴(ホッパー)に可燃物や粗大ゴミなどを下ろすため小さなお子さんと一緒に行くことは危険ですのでやめましょう。
分別をしっかりして少しずつ集積所に出す
故人が住んでいた家の近くには普段生活していた処分するものを出す集積所があると思いますので、一度に出せる量は少しずつになりますが通いながら出していく方法もあります。
あまりに多くの処分品を出すと他の人に迷惑がかかってしまいますので5袋から10袋程度が一般的にはなるでしょう。そして、粗大ゴミになるものは連絡をしてシールを貼って集積所に出しておく必要があります。
生前に保険に加入する
あまり知られていないことなのですが、故人が生前に亡くなった時のことを考えて保険に加入しておくことも一つの方法になります。その場合は、まず保険に加入して自分が亡くなったら保険会社に部屋の状況を連絡して保険金が降りたらその費用で遺品整理を業者に依頼するといった流れになりますが、それには遺品整理業者の見積書が必要になりますのできちんとした見積書を提出できる業者を選ぶことが必要ですし、弊社のように保険会社対応しているところに相談することが必要になります。
保険で遺品整理を依頼した場合は遺族がその費用を捻出することが抑えられると思います。
実際の事例での費用のご紹介
ある日突然、事故に巻き込まれ部屋は普段の生活をしていたままの状態でした。遺族はとても悲しみ自分たちで遺品整理をしようともとても出来ずに悩んでおられました。
部屋の明け渡しもオーナー様から迫られていて、何をどこから手をつけていいものかとご遺族は数日間考えていたそうです。
知人より弊社を紹介され、不安の中電話をしたそうです。遺品の処分から明渡せるまでの全体的な清掃を依頼したいという内容でどのようにするかをご遺族と相談いたしました。
費用の相談から日程の相談明け渡しができるまでどのようにするか手順をご説明しながら、突然だったので会社からの貸与品も散見できるものがありました。
両親は高齢だったため自分たちでできる範囲はそんなにありません。ですが会社からの貸与品の手配だけご遺族にお願いしそのほかは私たち業者で、精一杯紹介していただいた知人のため、突然息子夫婦をなくしてしまったご両親のためにお手伝いさせていただきました。
部屋は無事に明け渡すことができ大家さんも清掃した部屋を見て大満足の契約終了となりました。ご遺族も最初の不安が消え遺品整理が終わった頃には、選別しておいた写真などを眺めて思い出話もできるようになっていました。
私たちに遺品整理を依頼することのメリット
検索するとたくさんの業者が出てきますが、それらは本当に費用を一緒に考えてくれる業者でしょうか?「安く、安く」を強調し正しい手段で使っていた遺品に「ご苦労様」をしてくれる業者でしょうか?
民間資格などで集客をして紹介されたところが不用品回収上がりの素人では遺品整理の中身のサービスに大きく違いが出てきます。
私たちは長年、創業してから20年にもなりましたが本当にこの業界は「儲かる話に釣られた」業者が乱入していることに残念で仕方がありませんが、業界を健全にしていくことも私たちの使命であると思っています。
もし、家族が亡くなって故人の遺品をどうしたらいいのか悩んでいる状況でしたらご相談でも良いので一報いただければその悩む時間を少なくすることができるかもしれません。
遺品整理で悩むことは、「どうやって処分するか」「費用は」「忍びない思い出」の問題が解決できずに長引いてしまうと思います、ですがそこで立ち止まっているよりも故人のことを考えたら遺品の心配を取り除き成仏へと進んでもらうことも供養になります。
もちろん、遺族の心の整理にも繋がってまいりますので酷な言い方かもしれませんが、「遺品をそのままにしてみているよりもけじめをつける心の整理」が自分にとって良いことへ進んでいくと思っています。
故人が亡くなり、「肉体の別れのお葬式」「ものとの別れの遺品整理」で悲しい思いを2度もすることになりますが、ご遺族の思い出の中で故人は生き続けてまいりますのでその思い出を忘れないことが供養なのだと思っています。
今回は、わたくし遺品整理専門家の山本純一が監修し記事を提供させていただきました。貴重なお時間の中、最後までお読みいただき感謝申し上げます。
ここまで、お読みいただいたらもうあなたは遺品整理の費用がどうやって決まっていくのかの流れがわかっているのではないでしょうか。どこの業者も「作業代」しか提示しておりませんし実際の料金は違ってくることが不安要素になります。
この業界に携わるものとして不透明な料金体系「部屋単位」「パック料金」などというものに騙されないでほしいという願いであり「オプション料金」などにも十分に注意してほしいです。
- 部屋単位
- パック料金
- オプション料金
どこの処分場でもそのようなお見積もり方法は一切ありません、kgもしくは㎥が計算法になります。
パック料金というのは低品質な業者が単品計算では利益が出ないために「パック料金なら」ということで始めた価格設定です。単品計算ならパック料金の金額にもなりませんのでそのように考えたのでしょう。
遺品整理の費用は本当にわかりずらいと思いますが、できるかぎり費用を明確にする努力をしていきわかりやすくお伝えできればと思っています。そして、サービスの充実も精進してまいりますのでこれからも遺品整理クリーンサービスをよろしくお願いいたします。