- 孤独死の特殊清掃費用はいくらかかるんだろう・・・
- 大家さんに原状回復して返さないと・・・
- 清掃後の保証はどうすればいいんだろう・・・
ポイント
この記事は遺品整理人である専門家が実際の現場での知見を遺品整理で困っている方へ向けて発信している記事となっています。もし、あなたの周りで遺品整理に困っている方がいたらその人に記事を教えていただけたらうれしいです。より多くの方に記事をお届けし悩みを解決することができればと願っています。
孤独死の清掃費用に不安を抱えている方へ。
多くの方は年をとってから病気になってみとられながら亡くなると思っているかもしれません。ですが、みなさんが「良い人生だった」という幸せな最期なら良いのですがほとんどの方がなにかしらの病気を抱えながら人生を過ごしていると思います。
そして、家にみとる方がいれば住み慣れた家で最期を迎えることもできる人もいらっしゃいますが結婚して「お互い最後まで一緒に暮らして同時に死ぬ」ということはできませんよね。どちらかが先立てばひとりで余生を生き抜いていかなければなりませんし自分の面倒も見てくれる人も家族でそれぞれになっています。
高齢になって一人暮らしをしていれば家の中でもさまざまな危険がありますし、骨折やお風呂に入っておぼれてしまったなんてことも。
なにげなく日常をすごしていたけれど急な発作(心臓・脳梗塞・大動脈解離・低血糖)などでだれにも気づかれないまま日数がたってから臭いで発見されるといった孤独死(自宅死)があります。
この記事の結論
孤独死の保険は当社の提携先保険会社から詳しい内容が確認できます、保険に加入することにより清掃費用や原状回復費用、その後の空き室保障などの費用が保証されますがどの業者でもできません。保険適用には信用のある業者として当社のお見積書などが必要になりますので注意しましょう。生前に保険に加入しておけば自分にもしものことがあったときに身内に迷惑をかけなくて済むと思います。
身内が孤独死をすると遺族はどうなる?
よくあるのが孤独死という言葉はとてもパワー(影響力)があることばです。それだけを受け止めて考えると故人は孤独だったから亡くなったんだと思ってしまいます。
ですが、実際には家族と連絡をとっていたり近所とあいさつをしていたりコミュニケーションがなかったから孤独死になってしまったのだと人間は物語を作ってしまうこともあります。確かに、特殊清掃にかかわっていないひとにはそのように字だけをみて思ってしまうことは仕方がないことなのかもしれませんが、この特殊清掃に従事している身とすれば突発的な病気でこの世を去ってしまったことが多く見受けられます。
それにだれも気付かずに日数が経過して遺体が腐敗し強烈な臭いやハエなどで近所に知らせるのです。
むしろ、気付いているにもかかわらず「通報する勇気がでない」「そんなにかかわっていた人ではないから通報しない」「警察にうたがわれるのがいやだから通報しない」といったかくそれぞれの理由が存在します。
しかし、身内が孤独死をしてしまってそれを知った遺族はどうなるとおもいますか?
- 2年〜3年は自分を悔やんでしまう
悔やみきれない遺族の苦悩
- 最後に言葉を交わせなかった
- なんで気付いてあげられなかったんだろう
- 何もしてあげられなかった
ほかにも疎遠で何をしてるか・・・、こんな形で再会・・・などさまざまなことがありますが実際に「遺族」となった場合の苦悩は当事者になったことがない人には気持ちがわからないことがあります。
そのようなことも知らない人が「孤独死」ということばを使いさらに遺族に追い打ちをかけてしまうことに気付いていらっしゃるでしょうか。
当然若年層でSNSで人にかまってもらえないから孤独死するなんて表現している人は人の気持ちなどを考えられる人ではなく自分だけが大好きな人の現れ方だと思いますが、もし、遺族がSNSでそんな表現をみたらどう思うのか考えたことはありますか。
そして、そのほか大家さんに、
- 原状回復と清掃
- 空き室の保証
- リフォーム
など話し合わなければなりませんし、故人の相続も考えなければなりません。
そういった情報が葬祭業ではあまり表にでているわけでもありませんし、出せば出したで嫌がらせをしてくるような人もいます。しかし、遺族はすべてを泣き寝入りしなければならないのですか?
筆者はそうはおもいません。遺族の気持ちを知り傷つけるようなことばをなくし、人を思いやれる世の中になれば孤独死を発見しても早くに通報ができるようになると思っています。むしろ現在はまだひとごとに思っているので誰かがやってくれるだろう、私は関わりたくないといった傾向が強いのだと思います。
でも、早くに発見し通報してくれただけでも遺体の損傷はひどくならず遺族からも感謝されると思います。人とのつながりというのは生前に仲良くしておくことが定説かもしれませんがもしものことがあったときにいち早くそれに気付き家族などの関係者に知らせることができることも人とのかかわりになりますし、孤独死してしまった故人を見つけ早くに通報するだけでもありがたい存在です。
なぜならDNA鑑定しなければ身元もわからないぐらいに腐敗してしまっては遺体にあうことさえできなくなりますから孤独死は早くに発見し通報するといったシステムが必要になります。
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孤独死で大家とトラブルになる3つ
- 孤独死した部屋の清掃を早くしてほしい
- 原状回復をして明け渡してほしい
- 空き室や風評の補償問題
孤独死した部屋の清掃を早くしてほしい
孤独死をして日数が経過してしまった部屋には多数のハエやウジが発生してしまっていることがあります。そして臭いによる近隣住民からの苦情に対応しなければなりません。対応するのは主に管理会社になりますが管理会社も忙しい中でつきっきりになることもできませんので早急になんとかしなくてはなりません。
原状回復をして明け渡してほしい
これも、清掃と併用してなるべく早くしなければなりません。放置していても臭いがとれるわけでもありませんし市販品の消臭剤では臭いは取れませんし効果はありません。もし、床やタタミなどの上で死亡していた場合その下に体液が浸透してしまっている可能性が高く、基礎の部分を洗浄しなければ根本的な臭いがとれない可能性が多々あります。
空き室や風評の補償問題
清掃やリフォームをしてもその後に部屋に賃借人がすぐに入居することはありません。その場合は長期の空き室になってしまうことが多く保障問題につながってくるケースがあります。すぐに入居者が決まらない一部の理由として「事故物件」という風評被害に大家さんはあってしまうケースがあります。孤独死が事故物件になるかは期間が重要になりますので早くに発見して修繕をおこなえば事故物件には該当することはありません。ただし、近隣に心無い人がいた場合にはその人が事故物件サイトなどに投稿してしまったりすると風評を受けてしまったりします。
トラブルや風評を回避するコツ
昔と今では孤独死という突然死または自然死というのは変わりなく起きていた現象です。なぜ、孤独死が増えたように思うのかというとネットが普及して情報の伝達が早くなったことです。
昔よりも人口が増えたことにより孤独死の死者数は増えたように感じると思いますが、昔の人口割合の比率でいえば今と昔も変わらず孤独死は起きていたと考えています。
なぜならば、昔はデジタルの時代ではありませんし人が伝達しなければ亡くなったことさえわからない時代だったからです。現在でいう孤独死が起きていても片付けてしまえばわからないと思いますし現在ほど口外する人も多くはなかったと思います。
これは長年孤独死の清掃を経験してきてわかってきたことですが世代により孤独死が増加していると思ってしまう傾向があるといえます。世代で一番人口が多いのが団塊(だんかい)の世代(日本のベビーブームで出生率が多い世代)、その団塊世代が亡くなっていくことが多くなったいまデジタルで情報伝達がすぐにスマホで送られることで増えてしまっているといった感じになると思いますがあくまでも人口が多い世代が亡くなっていく比率に過ぎないと思います。
そうした亡くなっていく人が増えた今、一つの死の孤独死という死に方がありますがそれを面白がるようにネットで拡散してしまう事故物件サイトのようなものがあります。しかし、管理会社は入居するときに物件説明はしているはずですので管理会社のほかに部屋をさがしていない多くの人に知らせる必要はないと思います。
大家さんも部屋を貸して成り立っている人ですから風評などの被害を受けてしまったら部屋貸ししていることすら苦痛に思えてしまいますので関係のない人はそのようなサイトに投稿しないことが人を思う思いやりのように思います。
保障問題を解決する方法
ここまでは、孤独死の遺族の気持ちや大家さんの苦悩、トラブルになることなどをお伝えしてきましたが遺族と大家さんにお互い良い方法をお伝えします。
それは、「部屋を貸したときに孤独死保険に加入してもらうこと」
多くの大家さんは今現在(2021年)まだ代替わりしていない大家さんがおおいのですが高齢化が進む現代において病院ですべての人が亡くなるわけでもありませんし、病院で死ぬよりも家で死にたいと思う人、長生きしてピンピンコロリで死にたい人といった願望がある人が少なくありません。
ピンピンコロリとは、長生きして何事も病気がなくピンピンしていてある日コロリと亡くなること。
ピンピンコロリをしても日数が経過してしまって遺体が腐敗してしまえば孤独死と変わりないように思いますが、発見の問題さえクリアできれば理想の亡くなり方となるでしょう。
多くの人はピンピンコロリを成し遂げるために必要なプロセスを作ろうとはしていませんが、地方に行けばそのプロセスは生きている傾向があると思います。
そのプロセスとは、
「わたしになにかあったら頼むね」の一言が常に言い合えているかということ。
それにより孤独死を発見してもらうスピードは変わってきます。そして事故物件などと言われることも少なくなります。
保険に入るとどう変わる?
これからの時代はいつだれが孤独死の最期を迎えるかなんて神様でさえもわかりませんので保険に加入することが先決です。代替わりしていない大家さんの場合昔ながらの考えで、「また募集すればだれか入ってくれるだろう」と考えがちです。
時はデジタル時代、その情報伝達は新しい入居者を探す前に孤独死が発見された瞬間に拡散されてしまうのです。SNSでも近所に警察が来ていたから〇〇〇みたいな文言を見かけます。
匿名であれば拡散していいわけでもありませんし、人の死のほかには遺族や大家さんといった人が存在するわけですからその人たちのことを考えるべきです。
ただし、古い考え方をしている大家さんの場合にはいままでそれでやってきたからといった考え方の人がおおく、考えを新しくすることをしなくなっている人も多いことが現実です。
孤独死保険は、現在では大家さん向けに作られており入居者個人で入れる保険ではないのですが月何百円から入れるので入居者全員から保険料を毎月大家さんが預かり保険に加入することは可能であると考えます。
一棟管理なので入居者の部屋が6部屋あったら1部屋400円としても月に2,400円でどの部屋で孤独死があっても保険で対応できるわけですから必要な保険にはなるでしょう。
保険料は月何百円で補償額は200万円ほか空き室保障などがついている保険があるので保険の見直しは必要なのではないでしょうか。
その保険には清掃費用もまかなえるので遺族の負担分もありませんが血縁関係は提出しなければならないと思います。しかし、大家さんがそのような保険に入るように変わらなければ現在の状況とあまり変わらないと思います。
現在では孤独死が発生すれば相続を放棄されなんの保証もなしに大家さんがすべてのリフォームなどの費用を捻出しなければなりません。遺族も空き室になっている間保証できるわけでもありませんので大家さんの考え方を変える必要があると思っています。
孤独死の保険は2種類
空き室保障まで対応できる保険は2種類あり、孤独死が発生した部屋でも当社の見積書で保険適用もできる内容となっています。
こちらは少額短期保険の孤独死対応の保険です。孤独死のあった部屋など清掃費用・リフォーム・空き室保障などもあり月々1部屋300円から入れます。
こちらも家主特約の保険になりますが、孤独死などの清掃費用やリフォーム、空き室保障も完備しています。
どちらの保険も当社で保険プランナーをご紹介できますので話が聞いてみたいなどありましたらお問い合わせいただければ保険会社よりご連絡いたしますのでご検討してみてください。
長年大家業を経験していると保険の見直しや新規購入などしないでもいいとなってしまう方もいらっしゃいますが、入居者がいつなくなるか、どこでなくなるかは大家さんにもわかりませんので保険の適用は今後必要になってくると思います。
多くの現場で大家さんと話をして感じたことはもう自分も長くはないだろうしその時はその時で解体すればいいというお話や、そのような保険があることすら知らなかったということが多いために当該物件になったときあたふたとしてしまうことが現実となっています。
なぜならば、自分の管理している物件で孤独死はないだろうという思い込みがあるからです。
補償問題に悩まないために
いままで多くの遺族が大家さんとの補償問題に悩んできました。それは原状回復の線引きが原因です、大家さんとすれば「孤独死が起きた部屋」ですが遺族側とすれば「孤独死の起きた箇所」の原状回復です。
両者で認識のズレがある場合はきちんと話し合いをすることが望ましいのですが、感情のトラブルになる恐れもある場合には保険の適用は必須と考えます。
保険適用の流れ
- 当社に保険の相談をする
- 提携先のプランナーから大家さんへ連絡する
- 大家さんが家主費用特約の保険に加入する
- 月々の保険料を大家さんに払って大家さんが保険会社に払う
- 孤独死が発生したら
- 当社に連絡する
- 当社の見積書を大家さんが保険会社へ提出する
- 清掃・修繕・家賃空き室保障が得られる
- 平和に解決
私たちは「あなたのお悩みを解決する」遺品整理・孤独死清掃の専門家です。
孤独死の清掃について
- 自分で孤独死の清掃がしたいが心情的にできない・・・
- 遠方から何度も部屋に通えない・・・
- あっという間に逝ってしまったので手が付けられない・・・
- 思いやりがあり、信用の置ける遺品整理/特殊清掃業者を探している・・・
- 自分たちでやったけどもう無理だと感じた・・・
- その他、死臭の臭いで悩んでいる・・・
上記のどれかに1つでもあてはまる人は私たちに連絡ください。ご遺族に代わって
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