一人暮らしをされていた息子様の遺品整理、今回は自ら命を絶ってしまった精神的に切ない現場でした。
ご依頼主のお父様やお母様よりも先に逝ってしまったそのお部屋にはもう誰もいないが、部屋の住人が出かけているかのような雰囲気がありました。
目次
- 一本の電話から状況がわかった。
- 高齢で早急に行動することができない
- 何をするべきなのか
- これからの生活や思い出
- 遺品整理クリーンサービスへのご要望
一本の電話から状況がわかった。
それは、警察からの電話から今回の現実が伝わってきた。
電話が掛かってきた時は、ご夫婦で外出しており内容を聞くと息子様が亡くなりましたとの一報だったという。気が動揺してさっぱり状況がわからずお母様に伝えることしかできなかったようです。
「なんで、また」という言葉が脳裏を繰り返し流れてきてとにかく状況を確かめるべくして東北から東京へ向かう準備を始めた。
高齢で早急に行動することができない
遠方で高齢ということもありすぐに行動ができなかったが、息子ということを確認しなければならない思いがお父様とお母様の体を動かしたのだと思います。
その時のお話では、お母様が膝を悪くしていて階段を上るのも一苦労だという状況でした。
とりあえず警察署へ。
担当の刑事さんが出てきて、どこかの部屋に通され事情聴取。
自分との関係、親と子の親子関係、自殺に至るまでに思い当たること、などを聞かれた。
話の結果、事件性はないと判断され遺体確認。
場所によると思うけど、霊安室は警察署の敷地内の片隅にあった。
遺体と対面し、息子であることを確認。
事情聴取を受けた部屋に戻り、遺品の引き取り。
財布、携帯電話、車のカギ、その他。受領書にサインする。
「遺体を引き取っていただきたい」 そりゃそうだ。でもどうすれば?
遺体の引き取り時に以下のものを用意するように言われた。
・着替え
・体を拭く白いタオルを10枚
・嘱託医の所へ行って死体検案書を受け取る → 嘱託医に検案料2万円
何をするべきなのか
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これからの生活や思い出
私たちが到着してお母様と一緒にお花を死亡していた場所で手向けたときに涙を流す姿を横で拝見し、切ない気持ちと自殺という最後を選ばなければならなかったのか・・・ということをおもいました。
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しかし、お父様とお母様にとってはたった一人の息子様ですから私たちよりも悲しい気持ちは違いすぎるのだと思います。
お父様は、これからしばらくは何も考えられないし正直東京に来るまで息子ではなくてほしいと思っていたと話す。
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お母様は、息子様が出掛けて何かを買ってきてくれたことがよい思い出だけどこれから先、息子が亡くなったことで周りの人に「なんで自殺をする前に親が気づいてあげられなかったの」「なんで自殺をする前に何もしてあげなかったの」とかの話をされるのが怖いというお話でした。
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両親が役所へ手続きに行くときは一番辛いときなので、どこか個室でも用意していただければ助かるとも仰っておられました。
遺品整理クリーンサービスへのご要望
今回高橋様には、私たちクリーンサービスをお選びいただき気になった部分をお聞きしました。
遺品整理クリーンサービスをどこでお知りになったのかということで、お部屋の後処理をする上でどういうところに頼むのがよいかというお話で刑事さんが個人的に教えてくれたそうです。
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どこまでやってくれるのかが不安だったそうですが、お見積り時に会ってみてお話をして明渡しまで対応してくれるのは非常にありがたいし何よりも気持ちを汲んでくれて親切にしてくれたのが印象だったということ。
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葬儀業者には他の遺品整理業者を進められたが金額面でクリーンサービスさんと倍以上の開きがあったために葬儀業者さんがなぜそこをお勧めするのかがわからなかった。
お世話になった刑事さんがクリーンサービスを紹介してくれなかったら実家に帰っても気持ちにしこりが残ってしまったのではないかという。
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もし、今後の要望としてはクリーンサービスさんが葬儀まで一括で依頼できる業者さんだったら良いと思います。というご要望でした。
高橋様へ、お悔やみ申し上げます。そして遺品整理のご依頼ありがとうございました。