賃貸物件で住んでいた主人が亡くなりお部屋を返還する時に原状回復が求められます。その際にはお部屋の中身だけではなくて、
外に置いてある物置や屋根の上に着けたアンテナの撤去なども取り外さなくてはなりません。
アンテナは屋根馬と呼ばれる上にパイプが立っておりその先端にアンテナが設置してあります。そのアンテナを倒れないようにするためにテンションワイヤーを張ってあります。
[char no="7" char="遠藤メメ"]それなら、アンテナ撤去は自分でもできそうね。だってワイヤーを切ってしまえばいいんでしょう。[/char]
[char no="8" char="伊集院ダイ"]いやいや・・・、アンテナを支えているワイヤーを切れば取りあえずは一部外れるけれども、テンションが掛かっているから一本切ったら倒壊して屋根を痛めてしまうことだってあるんだよね。しかも、屋根の上は高所だからとても危険が伴うところなんだ。[/char]
普段登ることがない屋根に上るときには、くつの砂などをきれいに掃除してから登るようにしましょう。砂がついているとすべる原因になりますので十分な注意をはらって登るようにしてください。
[char no="8" char="伊集院ダイ"]屋根に上ってすべり落ちる人は増えています。スニーカーなどは普段靴で屋根に上るようには適していませんから屋根から転落しないように足袋(たび)で登るようにしましょう。大工さんなどがなぜ足袋(たび)を履いているかはすべらないように履いているからなんですね。
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1.屋根馬とはなんぞや?
屋根馬とは、テレビ用のアンテナなどを屋根の上に設置する際に土台となる台座のことを屋根馬またはルーフベースと言います。
2.屋根馬の役割
屋根馬は、アンテナを固定して接地面が平らではない屋根に固定するための補助の役割を果たします。屋根馬があることでしっかりとアンテナを固定でき、台風などの強風から耐える設置が可能となります。
3.屋根馬の種類
屋根馬には用途に合わせて種類があります。その種類をご紹介いたしますね。
3-1.テレビ用の屋根馬
一般的に広く使用されている地デジやBSなどのテレビ用のアンテナを付けるための屋根馬。普及率が高いので価格も1,000円~と安く購入できます。
3-2.アマチュア無線用の屋根馬
アマチュア無線用のアンテナはしっかりとした作りになっており、需要も少ないために価格も5万円前後のものが少なくありません。
今回の屋根についていたのはテレビ用アンテナ
屋根にのぼり屋根馬を見てみると、長年使っていた屋根馬が錆びていて屋根馬の上部が折れそうになっていました。
※屋根に登った時には瓦屋根ではないのでトタン屋根の場合はレールの上を歩くようにして転落防止に注意してください。
[char no="7" char="遠藤メメ"]雪下ろしや雨漏りの屋根修理などで転落してしまう人がけっこう多いと聞きますよね。[/char]
[char no="8" char="伊集院ダイ"]そうなんだ、慣れているからといっていのち綱なしで屋根に登ってしまってふとした時に転落してしまう人って意外と多いんだよね。転落して帰らぬ人になる人も少なくはないんだよ。[/char]
屋根馬の上を見てみると支えているワイヤーが張ってあります
アンテナを強風や重さなどから倒壊しないように支えている支線(ワイヤー)が4本~8本程度あると思います。アンテナは立っているだけではないのでそれを切断しなければなりません。
新しいワイヤーならねじればとれると思いますが、長年使っていてさび付いたワイヤーはねじるとその部分で折れてしまいます。
ですので、ワイヤーがつけてある根本付近で切断してしまうようにします。
支線(ワイヤー)を切断しよう
ワイヤーを切断する際に注意してほしいところは、ワイヤーにテンションが掛かってしまっている場合があります。
長年強風や雪の重さに耐えてきたアンテナポールは少し曲がってしまっていることがあり、支線が引っ張られていることで切断したとたんにシーソーのように切断した反対側へと倒れることがあります。
もし、その時に2人組で作業して居たら、倒れたほうにいる人に直撃して屋根から転落してしまう恐れがありますので、ワイヤーを切るときにはテンションが掛かっていないことを確認してから切断するようにしましょう。
ワイヤーの中院付近を、手でゆすってみてたるみがあればテンションが掛かっていません、もしたるみがなくてワイヤーが張っている場合にはテンションが掛かっているので、違う場所のワイヤーを切るようにしましょう。
ワイヤーを切断する際には、導線カッターなどで切った方がニッパよりも簡単に切断できます。そして、切る時にはもしもの事を考えてワイヤーの上を持ちながら切るようにしましょう。
テンションが掛かってしまっていて、アンテナポールが倒れてしまった場合はワイヤーを無理に持っていないようにしてください。人も引っ張られてそのまま落下してしまうこともあります。
切断したら横に倒しておきましょう
ワイヤーを切断する時には屋根のすその部分まで下りていくことがあり、高所から地面を見ると恐怖感があります。屋根のはじは腐っていて折れてしまうこともありますのでいのち綱は必要になります。
ワイヤーがすべて切断出来たら屋根馬が立っていたところに横にして寝かせておきましょう。
アンテナの撤去はすべて屋根馬が立っていたところで作業します。横に移ったりしてむやみに歩くと陥没したりする恐れがある為に最善の方法で作業します。
ワイヤーを切り終わったら、次に同軸ケーブルを外します。同軸ケーブルはアンテナからテレビへ電波を引き込む黒い線です。それがテレビの背面へ接続されてテレビが視聴できるようになっています。
同軸ケーブルを外すか切断しよう
同軸ケーブル(黒い線)はアンテナに設置されていたりアンテナポールに設置されていたりしますので、カバーを開けてネジを緩めて取り外すか、もしくはもう使わない場合は切ってしまっても問題ありません。
遺品整理クリーンサービスでは、できるだけ再利用するためにキレイに取り外しを行っておりますが、一般の方で作業する場合は屋根の上に長時間いる危険性も含め、切断してしまい作業時間を短縮することも身を守ることに繋がっていきます。
屋根の上は、地上と違い画像などでは伝わりにくいですが、小さなホコリがついていてすべりやすかったり霜など夜露が発生していたり、風が吹いていると直接あたりますのでとても不安定になります。
すべて取り外したらアンテナの撤去は終了です
屋根の上のアンテナの撤去は下から見ているとかんたんに見えますが、屋根の上では予想外の出来事もおきることがありますので必ず危険を伴うことを頭にいれて作業してください。
そして、アンテナを外し終わったらキレイに掃いて終了になります。近隣が密接しているところではポールが長くてあててしまう恐れもありますので、はしごをかけたように下に立てかけるようにしてはしごを降りてから電線などに注意して移動しましょう。
アンテナの撤去は1階だけとは限らない
今回は、アンテナがついている場所が1階の住宅でしたが、一般的には2階建ての戸建ての上が多いと思います。そして、アンテナは屋根の上だけとは限りません、軒の部分にポールを固定して伸ばしてあるケースもありますので要所に適した作業が必要になります。
[char no="8" char="伊集院ダイ"]トタン屋根などは、屋根の上を歩くとポコポコとしていたりする部分があるから注意するようにしてね。[/char]
次は地上班のおはなしになります
今回は栃木県での遺品整理のご依頼でした。電気や水道は止まったままの状態でした。
[char no="8" char="伊集院ダイ"]今回は、遺品整理だけではなくてそれにかかわることすべてを依頼したいというご要望だったのです。アンテナの取り外しから庭木の伐採まですべてを1日で遂行するという任務![/char]
電気や水道が止まっていても当社は問題ありません。よくいただく質問で「電気やガス、水道が止まっているのですが大丈夫?」というご質問をいただくことがございますが当社は止まっていても1日だけの契約ができるので問題ありません。
長年住んでいた家で今は遺品だけが置いてある
高齢者の一人暮らしでは、日々生活する事でも困難な状況もある。
ガスや電気の暖房器具ならば、重いものはさほどないかもしれませんが灯油を使うファンヒーターなどの場合、18リットルものタンクを持ち運ぶことだけでも体力を使うことだろうと思う。
生活をしていると1日のなかで人は何かをすることがたくさんあると思うけれど、高齢になるとたくさんの事は出来なくなってしまうでしょう。
そうして、モノを捨てることもかんたんにできなくなり物をためてしまうこともありますよね。近所でついでに出してあげるからという気前の良い人も最近では見かけなくなってきている。
地域のコミュニティーというのは机の上で考える事ではなくて、人が楽しく暮らしていくことのできる地域が最適なのでしょう。
困っている人がいれば、代わりにやってあげるとかゴミ出しをしてもらったからお返しを渡すという光景も、しょうゆが切れたからとなりに貰ってくるという光景も今はみかけなくなったでしょう。
近所のひといわく「さびしくなってしまう」
作業をしていると、近所の人たちが見ていることが少なくありません。そこでお話を聞くうちに見えてくるのが現代にはない、近所との仲の良い暮らし方です。
いま住んでいる人がいなくなったら取り壊しが決まっている住宅ですが、他の人は県が用意した新しい住宅には住みたくないという。
設備が充実しているあたらしい住宅よりも、住み慣れたこの土地で人生を過ごしたいという気持ちが強いそうです。だから県が言ってもこの住宅から出ていくことはしないし、みんなとここで住んでいたいというお話をお聞きしました。
そして、自分も年を取ってしまっているから準備はしておかなきゃいけないと言っていたが引越しではなくみんな死んでいなくなってしまうのはとてもさびしいとおっしゃっていました。
人生があっという間にかたづいてしまう
自分なりに過ごしやすいように暮らしてきた部屋が、半日という間に片付いてしまう。あっけないようでそこに暮らしてきた物語がある。
住んだ当初は何もない部屋でどのように過ごすか、家財道具などの配置などを決めることも楽しかったはず。しかし、暮らしていくうちに便利さを身に着けるようになり自分なりの暮らしやすさを手に入れる。
私たちが片付けのお手伝いをしていると、工夫して住んでいたことがわかってきます。この配線はこのようにするために引いてあるのか、棚は便利さゆえに作成したものなのかなど。
人生70年、暮らしてきた日々でその物語は、半日で片付けられてしまう。あっという間の出来事だが積み重ねてきた思い出は忘れないでしょう。
少しでもきれいにしてお渡ししたい
今はもういない部屋に住んでいた故人のために、少しでもきれいにして返却したいと願って作業している私たち遺品整理人ですが、何もなくなった部屋をみると本当にひろく感じてしまう。
この住宅は取り壊し予定なので、この後は板で塞いで取り壊しの日までそのままになってしまうけれど、どんなに充実した設備があっても新しい転地で生活を始めることは地域の人はしたくない。ということを教わった現場でもありました。
確かに、新しい場所で近所とも会話がなくなりひとりぼっちになってしまうという不安もあるのでしょうかそうなったときに引越さなければよかったという寂しさもあるでしょう。
地域に根を生やしそこに住んでいる事は他人から見たら不便なところでも、住んでいる人たちには住みやすい土地なんだと思う。
何かがおかしい他業者の見積り
今回の遺品整理は遺品整理の他に木の伐採やアンテナの取り外し、浴槽の取り外しなどありましたが、他の業者の見積もりが60万円とか80万円とかあきらかにおかしい見積りで、見積書もなかったり、明細にも詳細が書いてなかったりといったものを目にしました。
なぜ、そんな金額が掛かるのか専門業からみる不用品回収業が行っている遺品整理は、追加料金ありきの商売をしているからなのだと思う。
普段は小口の粗大ごみ回収を行っている不用品回収業者が遺品整理に幅を広げてしまいシロウトの見積もりしかできない、追加料金だけを取りたいがための見積もりをする。
追加で料金を増やすことだけを面白がってやっている不用品回収業者はトラブルもおおいのでしょう。信頼をなくし不用品回収だけでは食べていけなくなり遺品整理にも手を出す。
そこで、また同じ追加料金のスタンスで信頼をなくしていく繰り返しでしょう。
もし、不用品回収業者に見積もりを依頼してしまったら
当社では、専門業として培ってきた知識と経験でその見積りが妥当なのかお教えいたします。今ではたくさんの皆さまからご相談をいただいている遺品整理クリーンサービスだからこそできるご提案をいたします。
栃木、群馬、茨城と当社の直営スタッフがお伺いしておりますので少しでも不安におもったらご相談してください。
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