ペットという家族の供養

2018年8月13日

犬の供養

遺品整理とペットの供養について

ペットの供養といえば、身近に飼育していらっしゃる犬や猫が大半ですが、そのペットが故人が暮らしていたお部屋に遺骨となっておいてある場合、または急に亡くなったので一緒に部屋で亡くなっている光景がございます。

犬や猫は玄関先や庭先で飼っているのが一昔前でしたが、現在では家の中で一緒に暮らす家族になっています。クリーンサービスでは、そのペットの火葬・埋葬と供養までをお任せできる遺品整理業者です。

日本全国のペット飼育数集計

全国の推計飼育頭数 犬:892万頭、猫:952万6千頭。
2013年より調査対象者の年齢を「20~69歳」から「20~79歳」に変更し、201
3年~2017年の過去5年間の調査結果が蓄積できたことにより今回集計しました。
時系列でみると、猫の頭数は横ばい、犬の頭数は減少傾向にあり、今回の調査で、猫の飼育
頭数が犬の飼育頭数を上回りました。
また飼育率も世帯数の増加傾向が続く中で、猫は9%後半を維持し、犬は、減少傾向にあります。
一般社団法人ペットフード協会

高齢者が飼っているペットの種類と割合


ペットは人間のこころを癒してくれる存在でもあり、自分の子供同様に可愛い存在でもあります。その昔、番犬や使役犬として飼育されていたペットですが、現在ではなくてはならない存在までになっています。

人間が高齢になると寂しさは、自分が生きてきた価値と比べ格段に増してきます。その寂しさを埋めてくれるのがペットであり、ダックスと雑種が代表的になったのではないでしょうか。

ペットの葬儀について


ペットの供養はなかなか聞かない言葉でもありましたが行っているところでは以前から行っていました。ペットの販売はよく聞く言葉ですが「ペット供養」はなじみがないのかもしれません。
クリーンサービスでは、故人の遺品整理時にペットの遺骨が出てくることは多々あります。故人は来世でペットを待っているかもしれませんので私どもできちんとペットを火葬したり埋葬したり供養したりして故人のもとへと送ってあげたいと思っています。

火葬までの安置方法


最愛のペットが亡くなってしまったら火葬までの間どのようにしたら良いのかをご説明いたします。

遺体をキレイに整えてあげる

  • ペットの遺体の下に大きめのペットシートを敷いてその上に寝かせてあげる。
  • お湯で濡らしたタオルや体をふくペットタオルなどで全身を拭いてあげる
  • 口や肛門まわりなど毛の長いペットはブラシで整えてあげる

ペットの遺体を入れる棺桶や段ボール箱を用意する


安置していると体液が出てきたりしてしまいますので、近くにドライアイス屋さんがあれば少し買ってきて一緒に入れる。もし近くになければスーパーなどで少量のドライアイスがあります。今は、ネットで注文しても次の日には届きますので間に合わせで保冷剤で済ませても良いかもしれません。

  • ペット専用の棺桶、(ホームセンターにあります)
  • 適当なサイズの段ボール箱
  • 透明なプラスチックの衣装ケース

火葬に行くための旅立ちの準備と種類

火葬方法
立会い火葬の場合(お別れ室で最後のお別れ) 預り火葬の場合(お別れ室で最後のお別れ)
お別れが済みましたら待合室にて収骨までの間お待ちします。

(ペットにもよりますが役1時間くらいです)

お別れが済みましたら終了です。

ご遺骨のお迎えは4日以降になります。

火葬終了後、火葬棟へ移動し皆様での収骨をして終了です。 ご自宅へ・・ご遺骨のお引き取りは遺体搬入日より4日から10日以内となります。
ご自宅へ・・・当日中に遺骨をお持ち帰りいただけます。  
※粉骨(粉のようにする)その場合は粉骨室で30分ほど必要です。

ペットの火葬

火葬の手配
もしも、ペットがそのままのご遺体でお部屋で発見されたならばクリーンサービスでは、火葬して埋葬の手続きと移ってまいります。遺骨のままの状態であれば合同埋葬へと移ってまいります。

立会いでのご葬儀をご希望の場合は、予約が必要になりますので日程調整をおこなってから葬儀へと移ってまいります。
 

ペットを火葬するための火葬料金(概算)

御料金(税別)
クラス 中大 特大
チワワ・トイプードル・マルチーズ

ネコ・ウサギ・小動物

キャバリア・シーズー・パグ

ミニチュアダックス

柴犬・フレンチブルドック・コーギー・シェルティー ハスキー・ブルドック・ダルメシアン シェパード・ゴールデンレトリーバー・ラブラドールレトリバー
立会い火葬 30,000円 35,000円 40,000円 45,000円 55,000円
預り火葬 15,000円 20,000円 25,000円 30,000円 40,000円
粉骨 10,000円
その他の動物はご相談

体重を50㎏以上の動物は20㎏を増すごとに5,000円追加となっています。

ペットの埋葬について

ペットの埋葬
故人が飼育していたペットですが、ご依頼者様で持って帰ることはあまり多くないと思います。ペットの埋葬方法の種類についてご説明いたします。

自宅での土葬

ペットの遺体を火葬をしないで埋葬する場合、庭など私有地であれば敷地内に土葬は大丈夫なのですが、できれば火葬してからが良いと思います。
衛生面で近隣への臭い対策も含め、土葬する穴の深さは掘り返しがないように50センチ以上を掘って土葬して上げましょう。

お花葬・樹木葬

人間と同じでガーデニング霊園といって花や樹木を植えるペット用のお墓もあります。もしくは、ご自宅の庭に遺骨を埋葬してその上に花や樹木を植えるといった方法が人気になってまいりました。花や樹木の成長と共にペットを偲び思い出すといったやさしい埋葬方法なのかもしれません。

多様化するペットの葬儀

人間と同じでペットの葬儀もオーソドックスなものから派手なものまで多様化してまいりました。

海洋葬

海洋葬は、海などの許可された場所に遺骨を散骨するといった方法です。人間の散骨方法として認知されてきている散骨ですが、現在はぺっとの葬儀まで散骨が行われています。ペットの霊園やペット専門の葬儀社などが提供しています。

散骨については1頭だけで行う戸別散骨や複数まとめて散骨する合同散骨があります。戸別散骨の場合には、飼い主様とペットを一緒に散骨していただける業者もあります。
散骨するためには、遺骨そのままではなく粉骨してから、船で沖合にでて指定されている場所で散骨いたします。

山林葬

山林を所有している業者の山林へ散骨をすることを山林葬と言います。山林葬の場合も遺骨を土葬するのではなく、粉骨したものを散骨します。
山への散骨は現在は法規制はございませんが、山を管理している場所などに許可を取ってから散骨しましょう。むやみに山へ捨てると林業や農業に迷惑を掛けてしまうことがあります。

散骨は、山の所有者がはっきりしていてなおかつ、散骨の許可が出るところで行うのがマナーです。お寺が所有している山など個人が所有している山など散骨を許可しているところが理想的です。

宇宙葬

宇宙葬とはその名前の通り、宇宙へロケットで持ち上げることを宇宙葬と言います。
海外で話題になっている宇宙葬ですが、小さなカプセルに入れた遺骨をロケットで飛ばしていきます。アメリカの商業用のロケットですが宇宙へ飛ばした後に宇宙で散骨され宇宙空間を遺骨が散らばっていきます。

空中葬

小型旅客機にノリ、空中でしかるべき場所についたら散骨する空中の散骨です。空中葬と呼び空中から海を見渡しながら散骨するので大自然に戻しているような気持にはなります。

ペットが使っていたゲージやカートなどの処理

ペットが亡くなってからもう使わなくなってしまったゲージやクレートなどについてご説明いたします。

人に譲るかもしくは寄付する

ペットが亡くなって気持ち的に落ち着いたら、ゲージやクレートなどはしっかり洗浄し臭いも落としてから知人に譲ったり寄付したりしましょう。ただし、古くなっているゲージやクレートなどは貰い手を探すことよりも処分しましょう。

ペットとの思い出を大切に保管しておく

首輪やリードなどは、引出しや仏壇などに置けるものですが、一度洗ってから閉まっておくようにしましょう。1匹目のペットの場合は捨てる事よりも思い出として残しておく方の方が少なくありません。

通常の埋葬が終わったら埋葬通知書を送付いたします。

埋葬通知書
故人が飼育していたペットですが、ご自宅に保管する場所がない場合は、合同のお墓へ埋葬後にご依頼者様へ埋葬通知書をご送付いたしています。ペットへの最後の供養として埋葬までおこないますのでご安心ください。

クリーンサービスはペットの葬儀と供養までしっかりと行っています。

ペット供養
遺品整理専門業として、ペットの埋葬に関わる場面は少なくありません。
これは、私たちが経験してきた実話なのですが、飼育していた故人が孤独死をしてしまい愛犬が遺されてしまいました。その愛犬は何とか近所に孤独死をしている故人を知らせようとして、何日も泣き続けていました。
しばらくは、ドッグフードがあったのですが、最後は犬も力尽き餓死という最後になってしまいました。

警察が入った部屋には、故人が亡くなっていた遺体のそばにぴったりと横たわる飼い犬の姿があったそうです。
飼い主様が亡くなったのはわかっていて、吠えて知らせていましたが近所は「第一発見者になりたくなかった・・・」ということでした。

別の案件では、もう先がなく猫を複数頭飼っていた故人が、その猫たちを道ずれに命を絶ってしまったというケースがありました。警察との立ち合いで人間の遺体は搬送していきましたが、私たちは警察のもっていかないペットを搬送することになりました。悲しい現実的なことが本当に起こっている世界です。

クリーンサービスはこれからも、ペットをしっかりと埋葬までお手伝いさせていただいています。
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