遺品の供養の仕方、業者によって異なる作法

2018年8月2日

お仏壇の供養はどうしたらいいんだろう・・・

神棚は供養したほうがよいのかなぁ・・・

写真や大切にしていたものは供養したほうがいいのか・・・

遺品整理をしているとそのまま処分していいものや、捨てるのには忍びなくて気が引けてしまうものなど判断に迷うことがありませんか。気持ちの整理がついていればいいのですがやっぱりきちんと故人との思い出にお別れしたい場合は供養をしてから処分をしたほうが気持ちの整理がつきます。

供養したほうがいいと思う遺品

どの様なものを供養するのか、下記は供養できる一覧となっています。ほとんどの遺品が供養できるものとなりますがすべてを供養するのではなくて「故人が大切にしていたもの」「故人との思い出がある物」「形見として差し上げるもの」などを厳選して供養することをお勧めいたします。

供養できる遺品(抜粋)
仏壇遺影位牌仏具
神棚写真人形ぬいぐるみ
衣類装飾品愛用品作品
趣味玩具コレクション日用品
家具食器寝具乗り物

供養する場所

基本的に遺品を供養するのはお寺がよろしいかと思います。その中でも故人が眠る場所(お寺、手元供養、親族の家)故人は何も持たずに旅立ちました、その後の自らの遺品をきちんと処理してくれたか心配しないように故人の眠る場所で供養したほうが想いが届きやすいと思います。

供養の種類

読経による供養

当社が提携している寺院へ依頼し、僧侶に当社の供養室に来社いただいて遺品を読経にて供養するケース。お花やお線香、仏具など必要なものはすべて当社でご準備させていただきますのでご依頼者様は何も用意することはありません。

供養後は、寺院にて処分するのでご安心ください。

お焚き上げによる供養

故人が大切にしていたモノには魂が宿るとされています。お焚き上げはそれらをいままでの感謝の気持ちと共に焼いて魂を浄化することにより、天へ昇るという意味があります。

ご希望のお日にちをお伺いし、ご自宅まで遺品を受け取りに参ります。その後、提携している寺院で一時保管しお焚き上げの日が来たら住職がお焚き上げを致します。

訪問でのご供養

遺品の数が多く、部屋ごと供養してもらいたいとき、あるいはお部屋で亡くなってしまったので部屋を供養してもらいたい時などクリーンサービスでは僧侶が直接お部屋へ出向き読経を上げさせていただきます。

お見積り時にスタッフへ相談いただき、僧侶とのスケジュール調整を行い、遺品整理後当日に僧侶がお経を唱えます。

時間にして読経はやく30分くらいとなります。僧侶へのお布施の金額ですが50,000円~となります。仏具のご準備は当社がすべて所持しておりますのでご依頼者様がご用意するのは故人の写真と好物などをご用意ください。

供養の方法

遺品を供養することに業者によって違いがございます。よくあるのが「合同供養」遺品を業者の倉庫に持ち帰り倉庫の一角に供養品を置いて溜まったらどこのだれかと一緒くたにして供養して産廃として処分する方法

本当にきちんとした供養といえるでしょうか。神聖な場所でもないところで合同供養してゴミとして産廃に捨ててしまう。お焚き上げ供養とは、焚き上げをすると言うことです。お焚き上げをして煙になって風が運び故人の元へ想いを届けるということ。

倉庫の一角で行う合同供養はただに業者のきちんとやってますよアピールにほかなりませんので注意が必要になります。

供養の証明

供養証明書

お焚き上げ供養の証明

故人が大切にしていたものなど供養するためにはお焚き上げをして焼納をし、煙で想いを伝えます。

供養をきちんと執り行っていれば供養証明(報告)がご遺族の手元へ来るはずになっています。

せっかくきちんと供養したいと思っていても業者がきちんとやっていなければその気持ちは故人へ届かないものへなってしまいますので供養するときにはどのように供養をするのかを業者に聞くようにされてください。

供養の仕方

今まで多くの遺品整理に携わらせていただいて「きちんと供養するためには」どのような仕方がいいのだろうと考えてまいりました。そこで多くを学び経験し故人の遺品を供養するための専用のBOXを作成いたしました。

遺品の供養
写真・身につけていたものなどの供養

ひとが亡くなったときも火葬してお別れすると思います。遺品も故人の魂が宿ったりしています。その遺品とお別れするときも焼納をして遺品とお別れすることは一つの礼儀なのではないかと思います。

この遺品を供養するために入れる箱は私たちの会社にしかございません。遺品整理をしていて故人が使用していた遺品を供養をするのに段ボールや衣装ケースなどに無造作に入れ倉庫の片隅におき合同供養するのではなく、きちんと一件一件丁寧に供養することはどういった入れ物があるだろうかと考えた末に浮かんだアイデアになります。

遺品の棺桶

供養への想い

納棺のときに入れられるものは限られてきますし故人と一緒に旅立ち先へ持って行ってほしいものなど、たくさんの遺品が思い出となり気持ちの上でも大切に扱いたいものです。

ですが、最近では位牌や遺影など一般の方がお寺に持って行っても檀家でなければ引き受けてくれなくなりました。そこで私たち遺品整理業としてはきちんと供養する遺品はお寺や供養所などへ持参しご遺族様に安心してご利用いただけるようにしています。

近年では核家族化が進みご近所付き合いが少なくなるなど老人や1人暮らしの方の孤独死発生件数が多くなってきております。

その結果として死亡確認の遅れ等による遺体の腐乱が進み発見時点で複雑な現場状況となり、遺族の方や一般の清掃業者では原状回復は困難となります。

孤独死物件での身寄りがない位牌に関しても当社は故人を偲び心をこめて供養させていただいております。

故人が大切にしていたからしっかりとした場所で供養してもらいたい。
遺品をこのまま処理するのは気持ち的に少し不安である。
「供養」という言葉で念などを心配されている部分もあると思いますが、生前のお友達との思い出は消えるものではありません。だから「心の整理」という部分を重視して供養するのが効果的です。

「遺品」
役目を終えた品々です。
役目を終えた物は、役目を終えたものとして処分するのが、亡くなった方の身の回りの始末をして差し上げることにつながります。
その最後の締めくくりのところが、遺品の供養ということです。

いつまで取っておいても未練になりますし、後から目にすれば、また悲しみも新たになりますから。

そして、いつまでも悲しんでいることは、仏様のために良くない(往生の障りになる)ことなのです。悲しんでいる遺族を故人が見たら成仏できなくて幽霊となってしまうと僧侶が言っていました。

もちろん、小さな装身具など形見として残すものもあって良いのです(この先も使う物なら残す。それが整理)。

しかし、
役目を終えた品々は、片付けてこそ、遺された方々の気持ちの区切りにもなることです。

たとえば、
親御さんの生前のままに家財道具一式取っておくとしたら、家一軒をそのままにしておくことになるわけで、それは現実的ではないばかりでなく、往生の障りになる・・・と言っても言い過ぎではないかもしれません。

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