遺品整理を依頼するにはどうしたらいい?
専門家:遺品整理人 萩原 良治
業者が乱立しておりますがほかにはできないサービスを常に考えご遺族が安心して依頼できるように情報発信などを積極的におこなっていけるように努めています。
遺品整理の作業についてもご遺族に信頼されるサービスが提供できるように真摯に取り組むことを心掛けております。
故人が亡くなっていざ、遺品を処分しようとしても「思い出」があってかんたんには決断できない期間はございます。それぞれの人によってその期間は千差万別ですが2~3年くらいそのままになっている方はいらっしゃいます。そして、決断した時にどうしたらいいのかをご説明させていただきます。
遺品整理に対する私たちのポリシー
故人が住んでいた部屋から旅立たれた後には「人生」という物語が残っています。そこには大切にしてきた貴重品類がみつかることがございますが、「ゆびわ」「貴金属」「現金」などが出てきた場合には必ずご遺族にお返しすることをお約束いたします。
業者の数がおおい業界ですがその中には必ず「宝探し」をする業者が存在しています。そのような業者は年々増えておりトラブルが後を絶たないことが国民生活センターに寄せられている現実であります。
そのような宝探しをする業者は不用品回収や便利屋などの片付け業者のスタッフに多いようです。
指輪や現金を持って帰って人生を棒に振りたくない
わたしたちのスタッフは口をそろえて言います。「それらを持って帰って売っても数万円」
失礼ですが、それで職を失いたくはないのがスタッフの本音です。普通に働いていれば何十万円の給料が手に入ります。
しかし、そのような宝探しをして信用を落とすようなことをすれば給料どころか職を失い犯罪者となってしまいます。それを十分にわかっているから私たちはスタッフ一人ひとりが真摯に遺品整理業務に取り組んでいるのです。
わたしたちはそのような業者と一線を置くべくそして差別化を図り「真摯な作業」を提供してまいりたいと思っています。
お問合せに関して
現在では遺品整理業者と言っている業者は30000社くらい存在しますが、それらのほとんどは後発組の新規参入業者です。「高齢化社会ということで人が亡くなるから儲かるんじゃないか?」という思い込みで参入してきたひとたちです。
実際に都内で言えば遺品整理専門業というのは当社を含めても10社もありません。
そのほかは片付け業者が遺品整理をやっていますといった兼業になります。
信用できる遺品整理専門業者なら良いのですが、もしも片付け系の業者に依頼しようとしているならばお問い合わせの前に貴重品などをご遺族側で十分に探すことをお伝えさせてください。
ご家族を亡くされて悲しい日々が過ぎて行っているのに故人のがご遺族に残そうとしてくれたものを業者に持っていかれて余計に悲しむことのないようにしてもらいたいからです。
お見積もりに関して
遺品整理の専門業者であればその場で計算ができてその場でお見積もりはご提示できるはずです。もし、持ち帰って上司に相談しないと見積金額が出せないという業者であればその時点で疑うことが必要です。
お見積もりには基本的には無料でお伺いいたしますが車両での移動のため道路の渋滞や、前の下見の打ち合わせなどによって多少遅れることがありますが時間内には到着できるようにしています。
ご遺族様によって案件はちがいますが、最善のお見積もりを提示するようにはしますが折り合いがつかなかったとしても今回はご縁がなかったということで仕方がないこともございます。
ですが、それによって過剰な値引きや居座りなどによる契約を取ることは当社では一切ございませんのでご安心ください。
遺品整理作業に関して
当社の遺品整理人たちは作業をしているときに「耳にイヤホンを装着しています」
以前に他の業者で「○○持ってきて」「はやくしろーコノヤロー」「バカ野郎」など大声で叫んでいる業者を見かけたことがありました。
それを見たときに私たちは考えたのですがインカムを全員が付けていれば大声を出す必要はありませんし、ひとりにお申し付けくださればインカムで全員へ指示が出せるのです。そのため近隣への配慮とご遺族様がきちんとした業者選びができるようにとインカムを採用して作業時に取り入れています。
せっかくなんども依頼しない遺品整理ですから業者もきちんとモラルをもった業者に依頼するべきではないでしょうか。
買い受け品について
故人が残した遺品は、時にコレクションが出てくることがございます。遺品整理と同時に買受をしておりますが私たちが買受するものは一般的なものになります。
もしも、「レア品または高価な金額のコレクション」については無理に買受せず、ご遺族様側で売りに出すことをお願いする場合があります。
買取といえど一般的なものは買受金額はあまりかわりはなくどこも平均ですが、レア品やコレクションとなるとご遺族様が選んだ買い取り業者に売りに出していただくほうがご納得がいくと思うのです。
無理に私たちで買受してあとで落胆されるより、ご遺族様で売りに行き満足のいく取引をされたほうが双方の信頼関係にとって良好なものではないかと考えております。
もちろん、売り先がわからなければお教えすることも可能ですので一考くださればと思っています。
ですので、一般的なものは買受は致しますが、レア品に関してはご遺族様にお返しすることがあるかもしれません。
どこよりもしっかり作業がしたい
遺品整理クリーンサービスは1日に2組が限定の受注件数となります。関東圏内3カ所の営業所がございますが適当な遺品整理ではなくしっかりとした遺品整理をするようにしているため受注件数を2組とさせていただいております。
時間に追われ急いで作業すれば間違いも起こりますし作業も適当な作業になってしまいます。
そのような、体質で施工するならば片付け系の業者と変わりはなくなってしまいどこに頼んでも同じようになってしまいます。
そうならないためにも受注件数を抑えしっかりとした遺品整理作業を提供することは業者として必然ではないだろうかと思っています。
遺品整理の料金について
遺品整理の料金についてはホームページ上で概算料金をご提示しておりますが個人差があるためと(整理する量・使用する人数・現地の状況)などによってお見積もりにお伺いして総合的な料金が決まってまいります。
お見積もり時に提示した料金から追加として変わることはいままでもほとんどありません。
ただし、すべての業者がそうとは限りません。安さを誇張している業者であれば次のことに注意してください。
注意すること
- 契約金額からオプションなどを付けられて追加料金が発生する
- パック料金は追加料金が発生する
- 詳細な見積もりを記載してもらい追加の内容に担当者のサインと捺印をもらう
契約に関する手付金とクーリングオフ
遺品整理の作業契約において「手付金・前金」はとくに必要ありません。ご精算はきちんとしている業者であれば後払いになっています。
手付金や前金というのは手配するためではなく「キャンセル防止」の手段とお考え下さい。
そして、契約後のクーリングオフについてもとくにキャンセル料金が発生することはありません。
もし、手付金が必要やキャンセル料金が必要といわれたらその業者へは依頼する必要はありません。
上のほうでご説明いたしましたが当社は「キャンセルなどがあっても今回はご縁がなかったこと」という姿勢で遺品整理専門業として20年以上同じスタンスでやってきています。それは、双方の信頼関係によるもので手付金やキャンセル料などがあればギクシャクすることになってしまいます。
人生で何度も依頼することのない遺品整理、気持ちの良いお取引ができればと当社は考えています。