- アルミのフィンにカビが生えてて・・・
- 洗浄したのにカビの臭いがする・・・
- 内部洗浄してから水が落ちてくる・・・
この記事でわかること
エアコンの内部洗浄はエアコンフィルターを掃除しただけではカビや臭いはとれません。内部の熱交換器(アルミのフィン)や送風ファンに張り付いているカビや汚れをしっかりと落とすことで汚れや臭いが取れるといった感じです。
認定遺品整理人:山本 純一
年間700件を超す遺品整理現場に携わり、そこで得た知見をもとに遺品整理、特殊清掃の情報を発信しています。
遺品整理と特殊清掃だけではなくハウスクリーニングのプロ集団なので明け渡しの際の清掃も得意です。
遺品整理とエアコンの内部洗浄
長年住んだ部屋を住人が亡くなってしまって明け渡さなくなったとき、もしくは一軒家に暮らしていてご子息がそこに新たに済む予定があるとき、大家さんがあまり手を掛けずに次の借主に貸し出したいときなどエアコンが故障していなくて通常稼働できるときなどは内部洗浄をして使いたいものです。
故人が亡くなる前に付け替えたばっかりのエアコンを取り外して処分してしまうことはかんたんなことですが、せっかく通常稼働できるのであれば洗浄して次の人に使ってもらえればと思うことは特別なことではありません。
部屋を借りる人もわざわざ新しいエアコンを購入するより最初からついているなら快適に過ごせると思います。大家さんも経費を掛けてエアコンを処分して新しいエアコンをつけるのならばそのまま使えるのなら使いたいと思うかもしれません。
エアコンの内部はカビとホコリだらけ
フィルターに積もったホコリ
送風ファン内のカビ
フィルターと送風ファンが汚れているとエアコンがでていてもきれいな空気を吸っているのではなくて、つねにホコリとカビ菌を体内へ取り入れてしまっているのと変わりがありません。まどを締め切っていればカビが部屋中に飛散してしまっています。
ホコリが詰まればモーターも力を使って吸引します、そのために普段使用しているよりも電気代が高くなります。ホコリのつまりをとれば通常稼働になりますがそのまま詰まった状態ではモーターや室外機にも負荷がかかってしまいますので故障などの原因にもなってしまいます。
そして、小さなお子さんがいるご家庭ではマメに掃除しないとハウスダストなどのアレルギーになってしまうこともありますのできちんと内部まで洗浄することが理想的です。
テレビや記事などでみているとフィルター掃除の方法が多いかと思いますが、肝心なのはその奥のアルミのフィンに生えたカビです。湿気が多いお部屋では内部が乾ききらずカビも生えやすくなるためフィルターを掃除しても内部はカビが生えたままの状態になってしまいます。
内部の洗浄を行うと、黒いカビ菌がカバー内に落ちてきます。外のカバーをキレイにしていても内部にはカビが生えているので溶剤を散布して洗い流さなければきれいになりません。
カバーの下には黒ずんだ水が溜まっておりますが、これがカビが落ちてきている証拠になります。見えにくいのでいったんバケツにうつしますがバケツの中にはカビの汚れがどっさり取れています。
水洗浄とエアー洗浄
エアコンのカバーを外して内部のアルミフィン(上部)とエアー送風口(下部)のなかと送風ファンを徹底的に掃除していくのですが、以前は水洗浄でやっていたんです。
水洗浄でじゃぶじゃぶとアルミフィンを洗うのですが、水をたくさん使うのと洗い終わったら送風で1時間位乾燥させなくてはアルミフィンにまたカビが生えてしまう原因になってしまいます。
水洗浄しても送風口の水が乾けばよいのですが、そのまま乾かないでカバーを付けてしまうとカビが生えてしまう原因になります。
エアコンは内部洗浄すればよいわけではなく、きちんと水切りをしなければ洗浄の意味さえもなくなってしまう作業になります。なかなかそこまで考えている業者はおらず、ほとんどが水洗浄して暖房乾燥してカバーを付けてしまうことが多くなっています。
そのようにならないために私たちは考えました、水洗浄の後にドレンの排水やアルミフィン、カバーなどについている水滴などをきちんと水切りすることで、内部洗浄後にカビの生えてしまう原因を極力なくす方法です。
内部洗浄に使う道具
水洗浄用の水流ガン
高圧のエアー洗浄ガン
水洗浄ガン(上)では洗浄したら水を吹き飛ばすことはできません、エアー洗浄ガン(下)は洗浄とエアーで水を吹き飛ばすことができます。
以前は、水の洗浄ガンを使用していたのですが乾燥ができないためエアー洗浄ガン(乾燥可能タイプ)に変更いたしました。エアーで水流を出してアルミフィンや送風口などを洗浄して、エアーで水滴などを吹き飛ばしていくことで水洗浄ガンではできない乾燥が可能になりました。
またエアーで細部を吹き飛ばすことによって内部の水受け(ドレン)と呼ばれる排水溝のホコリなどもきれいに取り除くことが可能になりました。
下記はエアーで乾燥している様子です。
上記のガンは弊社で研究して改造したものですが、水洗浄と比べるとエアー洗浄は使用する水の量が少なくて済みます。じゃぶじゃぶと水を掛ければきれいになっていると思われるのですが、水とエアーを使うことで奥に入り込んだホコリのカスも吹き飛ばせる仕組みになっています。
この洗浄後の乾燥は非常に大事な作業になりますのできちんと施工することで清潔さを保てることでしょう。
業者によっては水洗浄もほどほどで送風乾燥をしただけで終わりといったかんたんな作業で料金が発生していますが、洗浄した後にはカビが生えないようにコーティングするなどしておくとしばらく使わなくてスイッチを入れたとしてもカビの臭いがするといったことがありません。
定期的に洗浄することで清潔さは保てますがワンシーズンエアコンを使用したら洗浄することが今の時代では安心できるかもしれません。春は花粉、夏はカビ、秋はホコリ、冬はホコリとウイルスのように季節によってエアコンのアルミフィンやフィルターはたくさん吸い込んでいます。どのタイミングで洗浄するかはご依頼者様によりますが、私たちは遺品整理の際にお部屋を明け渡すタイミングでエアコンの洗浄をして次の入居者様のためにきれいにしています。
ご注意
どこの業者も弊社と同じ作業をしているわけではありません。これは長年による実績と研究で「よりきれいにするためには」という想いのもと考案した技術です。後進の指導には力を入れておりますが、業者が多数ある中で弊社に技術を教わった業者でしかできないということをご了承ください。
いかがだったでしょうか?私たちは遺品整理後にお部屋全体をハウスクリーニングをしてからお部屋の明け渡しを行っています。原状回復はご遺族にとっても、大家さんにとっても費用が掛かります。せめて故障していなくて次に使えるのであれば捨てるよりも使っていきたいと思いますよね。
しかし、そのまま何もせず使いまわしはできませんし、しっかりとした清掃を行わなければなりません。業者に依頼するときもどこまでしっかりやってくれるのかを事前の見積もり時に確認することで安心できると思います。
私たちは「あなたのお悩みを解決する」遺品整理の専門家です。
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